素晴らしき哉!超絶大技林

本屋のゲーム関連のコーナーで、異常にブ厚い本を見たことのある人は多いでしょう。きっとそれはこの、徳間書店インターメディアから発行されている「超絶大技林」でしょう。
この本を一言で言い表すと、「裏技データ集」です。それ自体は何の変哲もない本なのですが、この本のスゴいところは、そのデータの量がもうハンパでないことです。なんと、今まで出されたすべての家庭用ゲーム機のゲームについてが記されています。まさに「超絶」の一言です。

これを書いている時点で手許にある「'98年春版」の場合、掲載されているデータは以下のとおりです。

収録ハード 本数(本) 裏技の数(個)
ファミコン 1240 1475
スーパーファミコン 1415 3263
ニンテンドウ64 62 367
ゲームボーイ 725 679
バーチャルボーイ 19 4
PC−FX 60 76
PCエンジン 656 1799
セガサターン 952 1475
メガドライブ 552 743
ゲームギア 196 88
プレイステーション 1193 1780
3DO 215 100
ネオジオ 109 133
総計 7394 11982
まさに圧巻です。ちなみにページ数は1250ページ。もひとつついでに厚さはなんと7cm
これを見ると、「ゲームってこんなに出てたのか...」と思わずにはいられません。

中を見てゆくと、ゲームひとつひとつにその発売元その他のデータと一言コメントがついています。このコメントが非常に良くできています。5行程度のなかにそのゲームの特徴が見事に表されているように思います。
この部分だけで、この本は貴重な存在であると思います。なにせ、今までに出された家庭用ゲームすべてのタイトルとその内容をまとめてあるわけですから。本来この本の主役である裏技データの部分は、もしかしたらなくてもいいかもしれません。とはいっても、この本を実用的にしているものはやはりこの部分なんですけどね。

ところで、この本を眺めていると、聞いたこともないようなタイトルが多数出てきます。こういった、ひっそりと発売され、またひっそりと消えていったゲームに思いを馳せるのもまた一興です。

それにしても、この本は「スゴい」の一言です。
ゲーマー必携と言っても過言ではないでしょう。


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